2017年終わりますね。
今年もたくさんの面白い漫画に出会いました。まとめます。
まずは完結済みから。
全2巻。美術品に妖精が宿る世界で主人公のアリスは美術商の父親が失脚したことから薄給のメイドとして働いていた。あることがきっかけで妖精が見えるようになり、父親の件が妖精が盗まれたことが原因であると知らされる。残された手鏡の妖精「牡丹」と共に盗まれた妖精を取り戻すために奮闘する。
それぞれの妖精が持つ能力を駆使した駆け引きや美術品にとっての幸せとはどういうことか、というテーマもさることながらやっぱりアリスのメンタルの強さと考え方がとても魅力的で面白い漫画でした。もっと続いてくれれば良かったのに……
全1巻。「クロバト」と呼ばれる郵便屋のような仕事をしている少女マトと、小説家志望の少女アイがなんやかんやで旅をする物語。
1巻で旅ものの良さをきっちりまとめて、キャラクターの掘り下げもあり、ファンタジーな側面を持ちながらロマンチックな終わり方をしており、かなり面白かったです。
全7巻。6巻まで読了。めちゃくちゃ顔が恐い主人公のアキラが友達を作るために陸上競技を始める、という話。
いやこれめちゃくちゃ面白いです。アキラの持つ独特のオーラと迫力がギャグパートでもシリアスパートでも遺憾なく発揮されて、アキラがコマに登場するだけで笑えてきます。そんな中でしっかりと陸上も、短距離の迫力ある描写や長距離の心理描写など非常に素晴らしい出来だと思います。
ひとまず全1巻。pixivで読めるのでどうぞ。(https://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62252019)
映画アシスタントのジーンが大物監督のポンポさんの脚本で映画を作る話。
最高の映画が作られていく過程が最高じゃないわけがないので。もう読んでくれ。
全2巻。コミュニケーション能力に難ありな女の子達がなぜか文芸部でいろいろする、という話。
絵がうまくてかわいい。4コマだけどボケに対してのツッコミみたいなコメディじゃなくてキャラの醸し出す独特の、若干気まずいっぽい空気感みたいなのが面白かったです。
狼少年は今日も嘘を重ねる(1) (ファミ通クリアコミックス)
- 作者: namo
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: Kindle版
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これはだいぶ前に買い始めた漫画なんですけど今年完結したので。完結巻はまだなんですけどね。主人公の五木が外鯨さんっていう女の子を好きになるんだけど、男性恐怖症で、じゃあ女装すればいいやって話です。一応。
ただこれ女装どうこうがメインじゃなくて、それによって生まれる奇妙な人間関係が面白いんですよね。面白いです。
地球美紗樹 1巻 (BEAM COMIX) (ビームコミックス)
- 作者: 岩原裕二
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/03/15
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全3巻。Dimension Wの作者の人のですね。北海道が舞台で湖でネッシーみたいなUMAを発見した少女、湖に奪った金を隠した強盗、その被害にあった金持ちの家の少女、湖近くに住む謎の大男などなどの思惑の入り乱れるSFサスペンス。
こう書くとそれだけで面白そうだな……いや面白いんだけど。短いながらにきちっとまとまったストーリーで読みごたえはあると思います。
全3巻。マンガワン枠なので知ってる人も多いかも?ヤクザが麻薬のやり取りの中でなぜかアルパカが混入していることに気づく。じつはそのアルパカはアステカの破壊神であり美少女だった!みたいな。ギャグ漫画です(多分)。
とにかくヤクザとアルパカの組み合わせがかなり異色ですよね。そういうのが好きな人にはたまらないと思います。(そういうのが好きな人って何?)そろそろ長文を書くのに飽きてきました。
全2巻。とある高校の園芸部の日常ものです。
4人の部活だけど一人、植物より昆虫好きな人がいるのがポイントで面白かったですね。真顔でとんでもないこという系のギャグが好きな人向け。
全5巻(4巻まで読了)。離島出身の主人公すうが母のくれた「空気(フェイズ)攻略マニュアル」を手に様々な空気(フェイズ)に対応するぞ!という漫画。ギャグ。
まあ有り体に言えばあるあるネタなんですけど、すうの独自の解釈やそれに振り回される周囲の人の様子が面白い。あと3巻に出てくるツインテールの子が好きです。
2巻出てくれ………………学校の宿直室に住むことになった主人公とその仲間が家族ごっこをするという日常もの。
1巻の終わりのほうのエピソードで新キャラが出てきて、その話がすごく面白かったんですよ。勘違いしたまま話が進む系のやつです。2巻はどこ……?
ロンリーウルフ・ロンリーシープ (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
- 作者: 水谷フーカ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2011/12/12
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全1巻。病院でたまたま同姓同名の人と出会い、仲良くなるという話。それだけじゃないんだけどこれ以上書くとネタバレになっちゃうので控えます。
ネタバレ回避して書くの難しいな……人それぞれ過去があるし、人は見た目によらないなぁ、って感じです。1ミリも魅力が伝わっていない。
次は現在連載中の漫画から。
現行3巻。今一番熱い漫画です。主人公のシャミ子(命名の話は1巻最初のほうにて)がある日まぞくとして覚醒し、光の一族である魔法少女と戦う使命を帯びる。ただしめちゃくちゃ弱い。がんばれシャミ子!
この話は闇の一族と光の一族の戦いを描いているのかというと全くそうではないんですね。きらら4コマにあるまじき展開の速さで、つぎつぎ登場人物たちそれぞれの目的が変わっていく。そしてみんなが別々の目的から10年前の事件の傷痕に気づき、調査していく。みたいな3巻でした。めちゃくちゃ熱くて面白いです。
現行3巻で2巻まで読了。田舎者全開の新人モデルの主人公まめがマネージャーの瓜とともに崖っぷちに立たされながらトップモデルを目指す!という話。
僕はファッションとかめちゃくちゃ疎いんですけど、分かります、面白いです。人が何か目標に向けていろんなやり口で奔走するさまは見ていて元気をもらえますよね。いつも無理難題を押し付けられて見ていてはらはらしますが、その分お話は盛り上がるし素敵なものになっていると思います。
現行2巻で1巻まで読了。1990年後半のいわゆる懐ゲ―を主人公のしょーちゃんとそのおばあちゃんがツッコミ入れながらプレーしていく漫画です。
ちぐはぐなゲーム実況のコミカライズみたいなもの?もちろんその要素もあるんですが、もっとこう、ノスタルジックな雰囲気みたいな……? 今のゲームってオンライン対戦とかがメインだけど、昔は友達の家に遊びに行って一緒に遊んだりした人も多いと思います。そういう雰囲気や、あとゆっくりと社会や周囲の人間関係が変化していく様を描いている点も見逃せないポイントだと思います。
現行1巻。話を聞かない超人OLきいちゃんを中心としたギャグ四コマです。
単純にギャグ四コマとしての完成度がめちゃくちゃ高いです。ボケの密度が高く、基本的に1コマ1コマでオチてるみたいな。
ティアのスペシャリテ ~新米記者のグルメコラム~ 1 (ガルドコミックス)
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- メディア: 単行本
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現行1巻。1940年代のヨーロッパを舞台に、新聞記者のティアが仲間たちとグルメ取材をする、みたいな話。
登場人物皆かわいいしいい話だし飯テロだしほんわかしたストーリーでありながら、戦争(作中では詳しくは明かされていない)が終わった後の世界という独特な空気感も適度に混ぜられており、ストーリーに厚みが増している、みたいな……ちょっと眠くて適当な文章を書いているかもしれません。もうすぐ寝ます。
さて、さっきから〇巻まで読了っていうのがいくつかあったと思うんですけど、まだ手に入ってない巻があるのもそうなんですがここ最近忙しくていわゆる「積読」をしている部分がいくらかあるんですね。最後に面白そうだけど積んでしまっている漫画をいくつか紹介して終わります。
黒田さんと片桐さん 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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スモーキーゴッドエクスプレス (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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100万ボルトの彼女(1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)
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相沢さん増殖 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
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じゃあ、よいお年を!