この漫画を読んだ!2022上半期

 今年もこの漫画を読んだ!の季節がやってまいりました。去年の6月は確か上宮ハウスにいて、上宮がくつろいでる横でブログ執筆してたんですよね。懐かしい。あの頃はまだ向こう1年同じような状況が続くとは思ってなかったです。
 さて、相も変わらずお財布がピンチなので社会の歯車だった時代と比べて紹介するタイトル数は少なくなると思いますが、早速やっていきましょう!

・完結済み

 全2巻。これは2019年の作品ですね。つまり3年前……2019年が3年前?
 魔法使いと竜が存在する世界。人間は竜に制空権を取られているので飛行機などが飛ばせない中、中学生でCEOの主人公が貧乏暮らしのおっさんエンジニアと二人三脚で飛行宝樹(フライトプルーム)の製作を頑張る話です。
 結局何の解決もしないまま2巻で終わっちゃった……という感じ。ちゃんとストーリーの一区切りの部分ではあるんだけど、多分もっと設定作りこんで構想もあったんだろうなと思います。
 魅力的な登場人物の出てくるラブコメ、としてもまぁ……うーん……僕自身がラブコメにあんまり興味がないというのがあって……千早さんは本当に頑張ってるし素敵だと思います。
 初手から偉人に嘘つかせるのはどうかと思うけど……

 全2巻。タイトルのPIQUANTはフランス語で「辛(から)い、刺激的な」という意味。字面や響きとずらしてる感じが心憎くていいですね。
 全寮制のお嬢様学校を舞台にしたギャグ4コマです。絵もかわいいしギャグの緩急もついてて面白い。GANMA出身なので価格がお手頃なのも嬉しいです。
 1話でいきなり溜まり場の旧校舎がぶっ壊されたり、思い出したように伏線を回収してきたり、ちょっとした会話もクスッと来る感じでコメディとしての質はかなり良いと思います。いやこれは完全に好みの話だな。好きな漫画です。面白かった。

 全2巻。ヒューマノイドのいる近未来の世界で音楽をやるぞ! みたいな話。キャロチューかな?
 登場人物は主に3人。主人公の憬(バイオリン)はもともと幼少期に親友のシオン(ピアノ)とセッションをやっていたものの、シオンはヒューマノイドの音楽の可能性に魅せられ演者を引退、無為に学校で音楽を続ける憬の前に旧世代の野良ヒューマノイド・キリエが現れる、というお話。少し前に話題になった「不在の百合」というジャンルに片足を突っ込んでると思います。ヒューマノイドに性別はないけど……
 2巻では本格的にキリエも物語に介入してきて、3人がそれぞれどのように音楽と向き合っていくのかというお話になっていきます。ラストに向けての怒濤の情景描写は引き込まれますが、やっぱり音楽をテーマにした作品を漫画で表現するのは難しいですね。でもしっかり最後まで面白い作品でした。

 全3巻。就職したら離島だった件みたいなお話です。まさか離島に就職するなんて普通は起こりえないよなぁ!
 東京で社畜生活を送っている主人公が過労で死にかけ、なんやかんやで月輪島(つきのわじま)で簡易郵便局の局長をすることになり、島での暮らしや人との交流で荒んだ心を癒していく……みたいな。実際の離島生活はもっとヤバそうなんだけど…… まぁフィクションなので。
 ちなみに月輪島のモデルはおそらく香川の小豆島じゃないかと思います。ロープウェイとかあったし。小豆島なら船も店も多いし全然余裕で生活できそう。
 ラブコメ的な要素もあります。許せねぇな……

 これは短編集に近い1巻完結の漫画ですね。登場人物は異なるものの世界は共通していて、最終的に全員が交流して最終回に向かうタイプのお話です。この形式で言うと有川浩さんの『阪急電車』が面白かった記憶がある。
 それはそれとして、この漫画はタイトル通りいわゆる最近流行り?の終末世界もので、まぁ何というか、最初から最後まで目新しいものが無いというか、なんか終末世界ものって良くも悪くもこんな感じだよな~、みたいな感じというか……雰囲気はいいんだけど、オチがなぁ……

 全3巻。気がついた時には完結してた系のやつです。でもまぁ、史実系はだらだら続けても仕方がないみたいなところはあるし。
 悪役令嬢もの、本当に本当に流行ってますよね。僕はそもそもの悪役令嬢という属性の実在に懐疑的なところがあって、(そもそも悪役令嬢と言われてずっとピンと来てない)なのにそれを主軸に置いた作品が本当に多いのがずっと疑問だったんですけど、この作品はそういった疑問を吹き飛ばすような説得力があります。なんせ史実なので。
 とはいえ僕も世界史に明るいわけではなく、フランス革命周辺の知識はあまり無かったので勉強になりました。当時のフランスはかなり詰んでますね。うまいことギロチンを回避した主人公の手腕は見事です。
 この作品は「悪役令嬢ものって流行ってるし、良く分からんけどマリーアントワネットの話で書いたら面白そうじゃね?」みたいな浅い思い付きで書かれたものではなく、しっかり作者の方がフランス革命周辺の歴史が大好きで、それゆえに歴史の解釈をどのように漫画に落とし込むかについてめちゃくちゃ考えてることが各話の間に挟まってるコラムからも感じ取れるのがめちゃくちゃ好きです。このコラムだけでもお金を払った価値があるくらい面白く、さらにこの主人公の思考や言葉のセンスも面白くていいですね。お前前世でフォロワー5万人くらいいただろ。
 総じてめちゃくちゃ面白い作品でした。史実をこれだけの愛とユーモアで漫画化してもらえると歴史のありがたみが知れていいですね。こんな作品がもっと増えてくれると嬉しいんですが……
 (『チ。』とかは科学史としてたぶん似たテーマで描かれているんじゃないかと思うんですけど、あれちょっとグロくてパスしちゃったんですよね……『ゴールデンカムイ』もそうです……もっとグロ耐性があった方がいいんだよな……)
 (そういえば前回紹介した『ムシコミュニケーター』は某氏に紹介したところ「グロくて無理」って言われました。僕は虫に対してならグロ耐性がある……?)

 こちらも1巻完結。温泉むすめシリーズのユニットのひとつ、Adhara(アダーラ)を主軸に置いた短編集です。
 まず温泉むすめについて解説したほうがいい? 別にいい? 別にいいか。各自調べてください。
 温泉むすめは観光庁が主体となったプロジェクトで、キャラクタービジネスで盛り上げたい温泉地の強い味方(賛否あるかもだけど)な訳ですが、弱点としてキャラクターを動かす場面が少ないというのがあるんですよね。ご当地キャラゆるキャラ)は着ぐるみでイベント参加したりするのが基本で、さらにデザインの自由度が非常に高く、それゆえに個性だったキャラクター運用ができるわけですが、温泉むすめにはいわゆる「中の人」をつけられないので、そういった運用が難しいわけです。
 というわけでこういった漫画媒体でキャラクターを動かせる場は貴重ということですね。温泉むすめによる町おこしとしてはパネルの誘致やグッズの販売などが観光地が主だってできるハード的な戦略な訳ですが、こういったストーリー物の展開を厚くするのもソフト的な盛り上げにつながるので、両者が歩みを揃えて展開していくのが今後とも必要になってくると思います。何が言いたいかというと他のユニットとかもどんどんコミカライズしてくれってことですね。
 話が逸れました。Adharaに属しているのは黒川姫楽(熊本・リーダー)、花巻吹歌(岩手)、乳頭和(秋田)、白骨朋依(長野)、こんぴら桃萌(香川)、月岡来瑠碧(新潟)、湯の川聖羅(北海道)の7名。変換で出しづらい名前ばっかだな……最初は顔と名前と出身地が一致しないと思うので何回も人物紹介のページとグーグルマップとを行ったり来たりしながら読み進めていくのがいいと思います。
 作画もかわいいし、キャラクターも立ってるし、僕の大好きなご当地もの漫画としての側面も強いので楽しく読み進めることができました。キャラクターが立っているというのはもちろんキャラクターデザイン時点で設定されているバックグラウンドの情報によるところが大きいと思うんですが、それが表に出てくるというのが重要な訳です。特に月岡来瑠碧は他人にあまり興味がない、飽きっぽいといった一般にマイナスな扱いを受けがちな性格の人物な訳ですが、そのおかげでこの漫画では初見向けの解説を自然な流れで引き出してくれたりストーリーを引っ搔き回して進めてくれたりするわけで、あと白骨朋依とのやり取りで悪いところが中和されている?みたいなところもあって全然悪い印象はなく、むしろグループに必要不可欠な人物であることが伝わってきます。
 総じていい漫画でした。温泉むすめ本編?の漫画もそのうち手をつけたいと思います。メディアミックス展開作品は初心者が追いにくいという難点があるんだよな……

 全2巻。これも長いこと欲しいものリストに入れっぱなしで、いつか読もうと思ってたやつです。
 主人公のユイと隣に住む双子のひとはといちかを主な登場人物とするゆるふわ日常漫画です。あとがきにも書いてある通りこの3人以外の登場人物はできるだけ排されて描かれているんですね。
 普通に日常ものという感じで、普通に面白かったです。この人たちの家庭環境はどうなってるんですか?

 全2巻。タイトル通りの作品ですね。
 強い幼女ってかっこいいよね! 幼女とおっさんのカップリングっていいよね! みたいな価値観を前面に押し出した作品。まぁうん……悪くはないけど……どっからそんな共通感覚が生まれるんでしょうね。
 おっさんの不死の秘密とか、暗殺組織マーダーインクとの戦いの結末とか、そういうのを解決せずに俺たたエンドで終わっちゃったけど、まぁ見たいものは大体見れたので良かったんじゃないかなと思います。学校組が見てて楽しい。

 全2巻。これ全然連載中カテゴリで紹介するつもりだったのに、気がついたら終わってました。悲しい……
 都市伝説とかから生まれる異形と戦う異纏(あだまとい)っていう人たちがいて、その戦いに嬉々として参戦していく元一般人の主人公がなんやかんやする話です。
 ヒロインがみんなかわいいし、敵の異形のジャンルがかなり雑多でそのコラムも面白いし、軽妙なギャグ描写も良かったです。ちゃんとラストバトルまでの伏線も張っていたし、その最期はちょっともにょっとする感じだったけど、まぁ全体的に面白くていい漫画でした。
 まさか2巻で終わるとはな……



・連載中

 これ今1番面白い漫画です。現行1巻。
 人喰いの化け物(表紙右)とそれを殺そうと頑張る騎士団長(表紙左)、それと愉快な王国の仲間たちが登場する4コマギャグコメディです。基本的に珍妙なギャグ4コマが大好き。この漫画はかなりギャグセンスが良くて、絵もかわいくて大好きです。
 ……こういうコメディの良さってあんまり文章で伝わらないですよね。URLを置いておくのでぜひ読んでください。ぜひ!
https://pash-up.jp/content/00001086


 これ今1番面白い漫画です。現行1巻。本心なんだけど軽率にこういうこと言いまくるとどんどん説得力が落ちていくんですよね、理解してます。これ今1番面白い漫画です。
 設定は今やよくある異世界クラス転移ものですが、このお話は強い現地人を主人公に据えてるのが特異なポイントですね。あくまで転生ものなので現地人と現代日本人を交流させる、というのは今話題の『処刑少女の生きる道』を彷彿とさせますが、あそこまで殺伐としてはおらずダンジョンの攻略を目的としたシンプルなお話です。人間同士の殺し合いがないとは言ってないけど……
 主人公はソロでの狩猟を好み、高い実力を持ちながらも物腰が低く謙遜し、そのうえで向上心と策略を大事にするという『ダンジョンの中のひと』の主人公を彷彿とさせる人物像です。あそこまで化け物じゃないけど、集中力や状況把握能力は特に他の登場人物からは一線を画していると思います。それゆえに転生者たちの共通認識である「ダンジョン攻略もののお約束」にいちいち疑問を抱いたり、そんな知識を持ってる集団が実際の戦闘経験がまるで無かったりするのに疑問を抱いたりします。そういうところが見てて面白いですね。彼と後にパーティを組むことになる日本人側の双子のヒロインは、まぁ1巻だと特に活躍はしてないんですが、今後どういった展開になっていくのか楽しみですね。カクヨムで完結済みなので読もうと思えば読めるんですが、漫画が楽しみなのでそっちは手をつけずにおいてます。

 現行1巻。タイトルのポストは郵便受けのポストとポストアポカリプスのような次世代の、という意味の掛詞になっています。
 解説無くストーリーがどんどん展開されるのであらすじの説明が難しいんですが、謎のウイルスが蔓延した近未来が舞台で、ウイルスの影響?により機械生命体の暴走や時空乱流(グリッチ)が発生するようになり、人間は衛生管理の徹底した都市圏でしか生きられなくなった。そんな中で生まれつき抗体を持っている子供たちの世代がポストマンとして寸断された都市間を駆けて郵便を届ける使命を与えられている……みたいな。ちょっとまだまだ描ききれない要素がたくさんあるんですが、とりあえずまとめるとこんな感じです。
 作者は2002年にアニメ化もした『朝霧の巫女』の宇河弘樹さん。最近の漫画の感じとは違って(?)世界観を前面に出しつつその解説をあまりしないで、さらに展開も緩急をつけて進んでるんだか進んでないんだかわからないようなスピード感で物語が進んでいく感じ、みたいな?最近だと珍しい作風だと思います。
 まぁいかんせん1巻だけでは作品の良し悪しを語ることはできないですね。たぶん。でも刺さる人にはすごく刺さると思います。 

 現行1巻。2021年本屋大賞ノミネート作品のコミカライズです。
 書物の町として栄えた読長町を舞台に、当時の有力な蒐集家の末裔の家系であり本嫌いの女の子が主人公。(要素が多いな)、彼女が家の蔵の書物に付随された魔術的な盗難防止システムである本の呪い(ブック・カース)に囚われてしまう。そこに現れた謎の少女・真白と共に町全体にかけられた本の呪いを解くために物語と融合した街の中で犯人を捜すことになる……みたいな。要素が多くて一言で説明できないから人にお勧めするのが大変なんですよ。
 ガール・ミーツ・ガールの作品と言っていいし真白は時々ケモ耳属性がつく白髪キャラだし、初見の時にはラノベ感が強いのにびっくりしました。本屋大賞の評判だけうっすら知ってたからもっとお堅い感じなのかと思っちゃって。1巻ではマジックリアリズムの世界のお話で、突拍子もなく人が現れたり巨大な猫が空を飛んだりするので漫画映えがしていいなと思いました。

 物語の世界……謎のケモ耳ヒロイン……世間に対してふさぎ気味の主人公……ガールミーツガール……これってフリップフラッパーズで見た要素ばっかじゃない……? もちろんフリップフラッパーズとは全く違う作品なんだけど、ストーリーの本筋のわかりやすさで言うとこの作品のほうが上(=一般受けしやすい)だと感じたので、改めてフリップフラッパーズはすごいアニメだったなぁ……と思いました。(不純な感想)

 現行2巻。むっしゅ先生の最新作だ!(原作担当じゃないけど)
 ジャンルとしては放送部を舞台にした部活ものですね。主人公は小さな有人離島で小中学校時代を過ごし、高校進学にあたって本土の学校に通うことになる。主人公はもともと島の子供たち相手に朗読会を開いて絵本の読み聞かせを行っていたが、それをきっかけに高校の放送部に勧誘される。部活としての本格的な練習を重ねていく中で、本来楽しめればOKなはずの朗読で他者と競い合うことに疑問を抱き始める。去年の『ひかるイン・ザ・ライト!』や後述する『メダリスト』といった競技の世界に急に身を置くことになった主人公にありがちなテーマですね。
 2巻では方向性の異なる部員とあれやこれやと言いながら、大会に向けて自分の方向性を定めていくところまでお話が進みます。本読みの声出しについては上述した音楽描写と同様に漫画での表現が難しいものですが、この作品では逆に漫画的な表現を活かして主人公を含めた朗読の迫力を表現しているのがいいと思います。ただそれが実際の朗読の代わりになるわけではないので、現実にそれを聴けるのが一番いいんですけどね。

 この漫画は現行5巻ではあるものの、1巻無料公開キャンペーンで1巻だけ読んだだけなのでちゃんとした評価ができるわけではないんですが、でもすごい面白かったのでここで紹介します。資金に余裕ができたら全巻買うと思う。
 フィギュアスケートをテーマにした作品で、フィギュアスケーターからアイスダンスに転向し、現在はトレーナーをやるかどうかで燻っていたフリーターの主人公1が、家庭の事情でスケートを習い事として続けるのが難しいものの圧倒的なセンスと熱量がある小学生の主人公2と出会い、二人三脚でフィギュアの道を歩んでいく、みたいなお話です。
 1巻ではフィギュアスケートの技術云々という話より、(まぁそれもありますが、)それよりもフィギュアを続けていく難しさや勝負の世界に身を置く覚悟みたいな話がメインだと思います。すごい面白いです。全巻揃えるのも時間の問題です。というかこの漫画5巻が出る頃までノーマークだったのが問題ですね。もっとアンテナを広げなければ‪……‬

 現行1巻。これも音楽をテーマにした部活ものです。
 きらら作品っぽい表紙でゆるふわな部活ものなのかな? と思わされますが、(いや実際割とゆるふわなんですが‪)主人公の圧倒的な歌唱力・耳コピ能力の描写については目を見張るものがあります。
 主人公はオタバレを恐れるタイプのアニソンオタクで、常に脳内でごめんなさいごめんなさいしてるタイプの人間です。『ぼっち・ざ・ろっく!』みたいな感じですね。ヒトカラが趣味で、休日には12時間カラオケ屋に籠って歌い続けるそうです。やば‪……‬それで押し付けられた掃除当番をアニソンを歌いながらこなしていたところを合唱部員にスカウトされる、みたいなお話になっています。弱ペダかな?
 タイトルにもある通り合唱部のお話ですが、その実態はハモネプのようなアカペラ声楽を行う部活です。1巻ではまだ部員集め編ですが、今後の動きも楽しみですね。

 現行2巻。ダーツをテーマにしたちょっと変わり種の部活ものです。
 ネットカフェでのカラオケ帰りにチャラい人に絡まれた主人公が自然な流れでダーツ勝負をすることになり、なんやかんやでダーツの世界にのめり込んでいく……みたいなお話です。今の“自然な流れで”は遊戯王用語です。
 主人公が天才的なセンスを持ってる作品を次々紹介した後にこれを持ってきましたが、この主人公は特にダーツが上手いわけでも経験があるわけでもない初心者なので、これはこれで好感が持てていいですね。ただここぞという場面での集中力全開の描写はカッコいいです。
 さらにこの主人公、明るく快活で押しが強い、真人間タイプの主人公です。まぶしい。それに魅せられて人間関係の問題を抱える人物が少しずついい感じになっていくところもすごくいいですね。ダーツとあんまり関係ないかもだけど。
 もちろんダーツ描写も、経験者組の試合は特に、点数がぴったり終わる必要があるゼロワンでは最終的な得点を逆算して戦略を立てる必要があるし、陣取りゲームであるクリケットならなおさら戦略が重要になります。そういった戦略についてど素人でもわかりやすく解説しながら進めてくれるのでありがたいですね。まぁダーツ漫画なので当たり前っちゃ当たり前だけど……

 こっから急にガチガチのクライムアクションになります。現行3巻だけど2巻までしか読んでないな……
 最近異世界ファンタジーで鑑定スキルって人気じゃないですか。去年紹介した『主人公じゃない!』も最新刊ではこの能力を持った主人公が商売とスカウトのために利用していました。この能力を現代日本で持っている人間がいたら……? というお話です。強盗殺人とかをします。怖い。
 主人公は冴えない警備会社の警備員。彼の持つ鑑定眼という特技は見たものの値段を瞬時に判断できるというもので、ファンタジー要素は皆無で彼は長年の目についたものの値段を調べる癖によってそのレベルまで判断力を昇華させたというものです。
 物の価値がわかるというのは物の細やかな違いや特性について瞬時に判断できるということで、さらに相手の身に着けている物の特徴から相手の資金力、つまり社会的地位についてある程度察知することが可能ということで、さらにその能力は服飾品に留まらず車や不動産、人件費にまで至るという相当にハイレベルな能力です。そんな彼が警備の仕事中に泥棒に遭遇してしまい、彼に協力する方が利になるとうっかり?判断してしまったせいでヤバい集団と大金を巡る血みどろの勝負をすることになってしまう……みたいな話です。正確には主人公は望んで勝負してるんだけど。
 とにかく主人公の能力が強いので二転三転する戦況に合わせた主人公のアドリブが見事で面白いんですが、まぁジャンルがジャンルなのでグロくて痛々しい描写も多々あります。面白いんだけど……この先楽しく読み進められるかの自信があんまりありません。そういうのが気にならない人ならとっても楽しめる漫画だと思います。面白いのは間違いないので。

 次は青い鳥文庫だ! 現行1巻。
 実はこれ原作小説をちょっと読んだんですよね。主人公は生まれたと同時に親に捨てられ施設で過ごし、中学に上がった段階で自分が四つ子であったことが知らされ、他の3人と共同生活を送ることになる、というストーリーです。クソ親すぎる……というのが第一の感想。親の事情は知らないけど……
 コミカライズが出たぞ! と思って嬉々として購入したんですが、そういえば原作小説を読んだ時にもこれ児童文学だったわ……という感想を抱いたのを思い出しました。そういえばこれ児童文学だったわ……児童の皆さん、よろしくお願いします。(何が?)

 次はみかん氏の新刊だ! 現行1巻。
 飯を作る女と女の漫画です。そういえばこれがみかん氏節だったわ……というのを思い知らされる「ガチ」の女が出てくる漫画でした。そう、うん、そうだったね……

 これも飯を作る女と女の漫画だ! 現行1巻。
 こっちはグルメ漫画というよりダイエット漫画ですね。なんか1食あたり400kcal以下にしたら太らないらしいので、それを目指して食生活を頑張るお話です。あんまりダイエットの話ってピンとこないんだけど……(太ったことがないので)
 ひとつ前の作品と比べてこっちはコメディ色がかなり強く、主人公の言動も面白くて楽しい漫画でした。メインターゲットはダイエットしたい人のはずなので、ダイエットしたい人はぜひ。

 これも飯を夜中にチンする女と女の漫画だ! 微妙に前2つと違うくない? 現行1巻。
 こっちはグルメ漫画というかずぼら飯漫画というか……あくまで夜食という立ち位置なので不摂生をしているわけではないんですけど。(夜食は不摂生では?)
 イギリスから日本に母親と二人で引っ越してきたニナが、母親に隠れてメイドの碓氷さんの夜食にお供する、というのが基本のお話です。夜中に読むと飯テロになるかもしれません。僕は飯テロってあんまりピンとこないんだけど……(夜中に飯の写真を見てもお腹が空くわけではないので)
 冷凍食品を裏面の作り方通りに作るだけだと面白くないので、トッピングを加えたり盛り付けや追いオーブンなどの一手間を加えることでより冷食を美味しく楽しくする工夫が見られるのがいいですね。夜食にしてはがっつり食いすぎてる気がするけど……
 クラスメイトの偽お嬢様みたいな子もかわいくて好きです。

 これは飯を作ったり旅行したりする女と女の漫画だ! 現行1巻。
 舞台は滋賀県滋賀県のあっちこっちを探索するご当地漫画と言っていいと思います。
 1巻では琵琶湖畔、道の駅アグリの郷栗東近江八幡、長浜・木ノ本信楽甲賀。この道の駅去年行ったんですよ。
 やっぱり百合漫画はこのくらいの温度感がちょうどよくて好きですね……絵もかわいいし、ご当地要素が多いし、ちょうどいい百合要素……え、僕のために描かれた漫画?
 総じてすごい好きな漫画です。好きな漫画になればなるほど書くことが少なくなっていく感じはちょっとあるかもですね。

 現行2巻。巧妙にラブコメに見せかけた終末世界ものに見せかけたラブコメだ!
 もう多少ネタバレしますけど1話は『がっこうぐらし!』を彷彿とさせますね。人類の滅んだ世界で生きる一人の少年(ハカセ)とロボットの少女と、時々その他の生き残りとが出てくる終末世界ものです。ハカセと小日向さんの微笑ましいやり取りは読んでいて楽しいし、チトセ組との交流も面白いし、2巻のカエデのストーリーはちょっと飲み込むのに時間のかかるえげつなさだったけど、でもいい感じの決着に落ち着いたので良かったです。3巻も楽しみですね。
 2巻に出てくる遊園地、どう見ても太宰府なんだよな……でも博多は空港のある都合で高い建物はないし、具体的に九州を制作モデル地としているわけではなさそうだけど……

 現行1巻。星座をモチーフにした“星使い”のファンタジーです。
 一番近いもので例えると『カードキャプターさくら』ですね。88星座をそれぞれ司る“星獣”がポンプ座を除いて世界中に散り散りになってしまい、各地でトラブルを起こしているので主人公のセレナが各地の問題を解決しながら星獣たちを取り戻していく、というお話です。
 1巻で出てくるのはポンプ座、カメレオン座、顕微鏡座の3体。トレミーの48星座には含まれない神話のない星座たちですね。モチーフがはっきりしているのでそれぞれの持つ特殊能力が想像しやすいというのもいいチョイスだと思います。今後は黄道12星座とかが重要な地位になってくるんでしょうか。
 星獣を取り戻す旅の各地で出会う人々も一癖ある人が多く、そういう世界での問題解決も物語の大きな醍醐味です。こういう能力取り戻していく系のファンタジーは結局レギュラーメンバーが固定化されてしまうのが悪い意味でのあるあるなので(遊戯王ZEXALとか)、できればいろんな星座がいろんな場所で活躍するような展開になってほしいですね。絵もかわいくておすすめです。

 現行1巻。原作はなろう小説です。
 魔法の世界のファンタジー作品です。人見知りを極めた魔女・モニカは人前でしゃべりたくないという理由で前人未到の無詠唱魔術を身に着け、うっかり七賢人の座まで登り詰めてしまった。できるだけ衆目を避けて暮らしていたモニカだがそれがまた災いし、魔法学園に転入生として潜入し学園に通う第二王子をこっそり護衛する任務を与えられてしまう。モニカの明日はどっちだ!
 モニカもかわいいし、協力者のイザベルもかわいいし、クラスメイトのラナもかわいいのでいい漫画です。モニカは急に複数のイケメンに絡まれて大変ですね。乙女ゲーかな?
 モニカは数学を心の拠り所にしており、ほとんど口には出さないけれど頭脳のキレは抜群です。人の顔を覚えるのが苦手なモニカは人の顔のパーツを数字で把握するので(←?)変装が効かない、みたいな、苦手分野を有り余る得意分野でやや暴力的にカバーするやつはかっこよくて好きです。今後もたぶんその明晰さで王子周辺の謎を解き明かしてくれるんだと思います。わかんないけど。楽しみですね。

 現行1巻。こっからちょっと胡乱な漫画ゾーンに入ります。
 友達のいない主人公がついうっかり魔法陣から変態のユニコーンを呼び出してしまうところから物語が始まります。(?)変態とはいえ悪気があるわけでもない、というのが厄介な点でもあるんですが、そういうわけで寮での同室生活や学校生活を共にすることをなし崩し的(誤用)に許していき、少しずつ友達も増えて賑やかな生活になっていく、みたいなお話です。いい話じゃん。でもなぁ……
 ちなみにユニコーンは人語を介するどころか人間形態になることもできます。表紙に描かれている左側の人物がそうですね。

 現行1巻。今度はタヌキです。
 演劇部を舞台にした部活もの。主人公の玲音はもはや二重人格とも言えるレベルの演技力の持ち主で、それを見た化け狸の豆子に狸仲間と勘違いされてしまう、というお話です。(?)
 演劇がテーマなので『ひなこのーと』を思い出しますね。1巻では新人公演まで。演劇ものの漫画はいかにハプニングをアドリブ処理するかというので見せ場を作るのが多いですね。まぁそうでなければ演劇を見るのと変わらないので当然かもですが……
 演劇部のメンツも動物たちサイドのメンツもこれから増えてくると思うので、今後どのような展開になっていくのか楽しみです。

 現行3巻。今度は鹿?です。
 ……鹿って何なんだろう。僕の知ってる鹿じゃないな……普通鹿は角から謎の液体を放出したり爆破したり頭頂部を取り外したりしないもんな……もしかしてDEEEER Simulatorがモチーフのひとつになってる?なってないか……
 何だろうこれ。こう……読む人間に理解されるのを拒否するような、ナンセンス文学というジャンルと言えばいいのかな? 何回読んでも理解できないし、疲れるし、別に理解しなくてもいいやという気分になる。それでもなんだかんだ言って継続購読してるし、でも面白くておすすめ! っていう漫画でもないし、何なんだろう……

 現行1巻。今度は赤ちゃん?と等身大パネル?です。
 いよいよわけわかんないな。ピクニック部という謎の部活に所属する人たちの部活もの……と言ったら先に紹介していったちゃんとした部活ものに失礼ですね。そんなの言い始めたらひとつ前の作品もシカ部に所属する部活ものだし……
 きらら作品でピクニックをテーマにしたゆるふわ漫画に見せかけてコロナ禍の世界を舞台にしていることは明言されているし、グロテスクなまでの資本主義や選挙と贈収賄、不景気とブラック企業学生運動などのテーマを取り扱う社会派漫画です。いや、嘘は言ってない、嘘は言ってないよな……
 じゃあ社会派漫画を読みたい人にお勧めできるのか?というと全くそんなことはなく、うーん……ゆるふわ漫画を基本的に読んでいたいけど時々醜い現実を遠くからチラ見してへらへらしたい人向き……自分で書いてて最悪の気分になったな。へらへらするのもいいですが、やはり社会の一員として様々な社会問題に当事者意識を持って取り組んでいきたいですね。僕は無職だけど。

 現行1巻。今度は魔法少女ものによくいるマスコットです。
 これもまぁ酷いギャグっちゃあ酷いギャグですが、まだ理解しやすくておすすめしやすい作品なのかなと思います。マジでエグい性犯罪まがいの描写があってきついけど……
 主人公?のドルマさん(表紙に描かれている)もなかなかビジュアルと性癖がキツいけど基本的にはいい人(?)だし、基本的にドライなツッコミ役のみちる(同)も魔法少女業については割りかし好意的だし、回を重ねていくごとに信頼関係も構築されていっていいコンビになっていると思います。ビジュアルはあれだけど……
 総じて面白くていい漫画なんだけど、合間合間にマジでキツいシーンが挟まってくるのであんまり大きい声でおすすめするのはちょっと抵抗があるかな……という感じ。単にこれは僕が弱いだけなのかもしれません。いい漫画です。うん。
 カバー折り返しの作者コメントは暗号(妖精文字?)になってます。解読にはそこそこ時間かかりました。

 現行2巻。今までのと比べるとまだまとも……まともかなぁ?
 あまりにも成績があれで浪人してしまった主人公が気晴らしに呼んだデリバリーの人にガチ恋して彼女に貢ぐための小遣いをせびるために彼女が昼間は事務員として働いていると目星をつけた予備校に通うことになり、お互いに秘密を隠しながら二重構造での交流を進めていく……ちょっと複雑なストーリーみたいに思うかもしれませんが、内容はかなり単純です。
 こちらもGANMA出身なのでライトで読みやすいと思います。主人公はバカで真っすぐで見てるだけで楽しいキャラクターですし、時々ガチクズみたいな言動もちらほら見えますが、(例:偶然知った姉の秘密を口実にし、口止め料をせびる。大人数の割り勘で購入した参考書のレシートを証拠に親から金をせびる。等。このお金はデリバリーに消える。)まあタイトルにクズってついてるからいいか、と納得できるというのはある種の発明に近いかもしれません。その分お姉さんの真人間っぷりが強調されるという狙いもありそうです。真人間かはさておき。
 2巻の引きからしてこれからさらにややこしい展開になるのかもしれません。秘密を抱えた複雑な人間関係模様を見ているはずなのに安心して読み進められるのはとても好きです。続きも楽しみですね。

 現行2巻。ここからはシリアスな漫画です。百合です。
 深刻な難民問題を抱える限りなく日本に近い国が舞台の三角関係のラブコメです。プロの殺し屋であり、恋人のために組織を抜けて真っ当に生きることを考えている難民のローズと、彼女から教会で告解(懺悔)を受けてその殺人について聞いている白舟神父と、その娘でありローズの恋人、父親には教会での教えに反する同性愛を隠している一般人の紅華の三人がメインのお話です。その背後にはローズに殺しの指示を出す“組織”と、難民に不当な扱いをしている組織を壊滅させるために水面下で活動する“教会”とが高度な情報戦を繰り広げています。うん、三角関係ラブコメだな!
 とにかくローズさんが強くてカッコいい。予定外の襲撃に遭った際にコンビニで揃えられる日用品から即席武器を作り出して追っ手を撒く回なんかは特に説得力の高い強さを表現していてすごいです。みんなも試してみてね、みたいな。試さないけど……
 父親の神父が娘が心配で尾行してたらローズに組織と誤認されて殺されかけたり、非常にバックグラウンドが複雑なので見ていてひやひやするところもありますが、とにかくローズが圧倒的に強いのでそこは安心して読み進められます。とはいえ2巻のラストでは新キャラが登場し、さらに厄介なことになるみたいです。続きも楽しみ。 

 現行1巻。だいぶTwitterで話題になったからみんな知ってるかな。
 この作品は基本的にノンフィクションの単話完結エッセイ漫画で、作者が世界各地の危険地帯(治安的な意味で)に行って現地特有の美味い飯を食べるという一風変わったグルメものです。また、それとは全く関係なく作品には女の子しか出てきません。作者がそのように認識しているからだとか。本当に偉大な発明だと思います。
 それはそれとしてやはり作者の経験談を基にしているだけあってそれぞれの話がとても面白いです。僕も一時期国内旅行に出かけていましたが、僕はあまり現地の人とのコミュニケーションとか全くと言っていいほどしていなくて、なのでこういったそれぞれの国・地域の人たちが大切にしている考え方や生活の様子について触れられる作品は貴重です。幕間に挟まるコラムも面白いです。幕間に挟まるコラムが面白い漫画大好き。
 フィクション作品とはまた違った面白さがあって素晴らしい作品です。ちゃんと話題にもなっていて次に来る~にもノミネートされてましたし、ぜひたくさんの人に読んでほしい作品です。そして僕もいつか世界旅行とか行ってみたいものですね。危険地帯は勘弁ですけど……

 現行1巻。ゆるふわきらら作品です。
 そういえば紹介してませんでした。悪役令嬢に憧れる女の子が主人公のメタ・悪役令嬢ものですね。悪役令嬢っていったい何なんだろう……
 悪役令嬢を目指す桔香ちゃんと、それを冷め切った視線で刺すイトちゃんと、苦労人属性の委員長のアオイちゃんと、犬のツナギちゃんの4人がワイワイしたりしなかったりするコメディです。読んでる僕が悪役令嬢ってよくわからないなぁ……と思っていたら登場人物も大部分が悪役令嬢を理解していなかったので安心しました。
 作画担当の日下部氏さんはツイッターでも活躍されている有名人ですね。夢見りあむの印象的なイラストを描いていらっしゃる。この漫画特有の気まずさあふれる空気感とかを表現するのが上手いのが良いですね。

 最後!現行1巻。つい先日購入した漫画です。
 一言で言うと危ないよつばと!です。かつて戦隊ヒーローのひとりとして町を守った主人公が、そのままフリーターとして生活していて、なんか敵の“蟲”の一族の幼女(シノ)が出てきて、博士の遺言曰く彼女にストレスを与えると魔王になるから気をつけてねとのことで、世界を守るために子守りを頑張ることになる、みたいなお話です。
 所々登場人物の言動に一貫性が感じられないところがあったり、単純に戦闘の跡地にこっそり忍び込むのが誰でも可能なのか? みたいな疑問点が多いんですが、それはそれとして世界を守るために子守りをやるぞ!というコンセプトが面白いです。今のところシノもかわいくていい子なので面白いです。ただ2巻以降はどうなるか分からないですね。楽しみに続きを待とうと思います。


 以上で作品紹介終わり! それから、

・切れぬ牌などあんまりない!
・オカルト研は存在しない!!
・六畳一間の魔女ライフ
無能なナナ
・ブナの森のアリア
・スローループ
・転生したら剣でした Another Wish
・世界は終わっても生きるって楽しい
・酒と鬼(オンナ)は二合まで
・笑顔の絶えない職場です。
・ミムムとシララ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~
江戸前エルフ
・またぞろ
・絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで
・転生大聖女の異世界のんびり紀行
・ひかるイン・ザ・ライト
・あの頃の青い星

の続巻が出ました。アニメ化の決まった作品もあり、どれも面白くて良いですね。読んでください。

 それから、

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
異世界アニメ工房
・黄昏星のスイとネリ
・美術室のモンスターず
・ILY.
・送魂の少女と葬礼の旅
・おとめ失格
・夢想のまち
・名探偵なんかじゃない!~高校生探偵バトルロイヤル~
・ぎんしお少々

が完結しました。どれもこれも面白い作品ばかりで、もっと読みたかった作品も多いですが……またどこかでこれらの作品について書いたりすることもあるかもしれません。

 ここまで読んでくださった方はお疲れさまでした。でもまぁこんな文章より面白い漫画のほうが読んでて絶対面白いので、ぜひたくさん面白い漫画を読んでください。ここに挙げてないけど僕が好きそうな作品があったら教えてください。よろしくお願いします。