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絶望洗車マシーン

 洗車マシンってありますよね。

 
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 こんなやつです。車をこのマシンの可動域に停めておくと、

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 こんな感じで自動で洗ってくれます。便利なんですけど、このマシンの一連の動作を「攻撃」と捉えたらすごく絶望的じゃないですか?

 

 

 待ってください、とりあえず話を聞いてください。

 

 

 

☆絶望ポイント① 長い攻撃エフェクト

 攻撃は大きく分けると「通常攻撃」と「必殺技」の2種類があります。通常攻撃がちょこっとしたエフェクトがでて終了なのに対して、必殺技はタメの動作や攻撃時の光やその属性に合わせたエフェクトが出てくるので攻撃が長くなります。そして、攻撃が強ければ強いほどエフェクトはより豪華に、より長くなります。

 わかりますね?洗車マシンは一番早く終わるものでも3分ほどかかります。これはもはやイベントとも言うべき長さです。受けるダメージは計り知れないでしょう。ちなみに水属性です。

 

 

☆絶望ポイント② 回避不能

 洗車マシンの手前まで車を動かすと、エンジンを停めるように自動音声から警告を受けます。当然エンジンが停まった車は動きません。私たちは攻撃を受ける車をただ指を咥えて見ていることしかできないのです。 

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▲回避不能な攻撃をゆっくり行うことで絶望感が増す

 

 

☆絶望ポイント③ 一撃必殺の単体攻撃

 このマシンにパーティを組んで挑むとします。例によって縦一列で並びます。一番前のお調子者の剣士が「へっ、こんなデカブツ俺が一撃で粉砕してやらぁ!」と突撃します。理知的な僧侶が制止しようとしますが、時すでに遅し。剣士はマシンの無慈悲な攻撃を受けます。パーティメンバーはその表情に絶望を浮かべます。あっ、勇者が女性陣に駆け寄り目を伏せるように言って胸を預けていますね。こんな時にもポイント稼ぎですか?リア充死ね。攻撃が終わったあと、恐る恐る顔を上げてみるとそこには剣士の骨すら残っていません。(ドライブスルー方式のため、洗車の終わった車は奥に進まされる)彼らは何が起こったのか分からないほどの恐怖を味わわされることでしょう。

 

 

☆絶望ポイント④ 連続攻撃のデメリットなし、驚異の再現性

 攻撃が終わるとマシンは一番手前に来ますが、その後もとの場所に戻ります。そして大口を開きこうアピールするのです。「こちらは準備ができている。何度でも洗ってやるぞ。お前たちはもう洗車の運命から逃れることはできないのだ……」と。

 

 

☆絶望ポイント⑤ 機械故の無慈悲さ

 このようにこの機械は圧倒的な力を持っています。これが魔王キャラみたいな会話のできる相手だった場合、「力の差は分かっただろう。お前たちをここで消すのは容易いが、どうだ、その力を我々のために使う気はないか?」みたいな交渉が起こる可能性があります。ここで主人公は誘いに乗らず、これが覚醒からの逆転のきっかけになるのですが、機械には交渉ができません。できるのはただ目の前のものを粉砕することのみです。

 

 

☆絶望ポイント⑥ 感情・記憶操作

 おや?あそこにいるのはさっきの剣士じゃないですか?「おい!心配したんだぞ!さっきの機械に飲み込まれて……大丈夫だったのか?」「おっ、久しぶりじゃねぇか!機械?何の話だ?ところでよくわかんねぇけどなんか気持ちがリフレッシュしたみたいで今ならどんな敵でも一撃で倒せそうだぜ!」「……」

 多くの絶望を与える存在であるこのマシンですが、これを通過した者は誰一人としてそれに畏怖の感情を抱かず、その絶望の記憶を失ってしまいます。それどころか洗車によって気持ちがよくなったという人が大勢いるのです。これは間違いなくこの絶望マシンによって感情や記憶が操作されているのでしょう。

 

 

  こういう話をその時車に一緒にいた人に話したんですが誰一人として理解してくれる人がいませんでした。まさに絶望の権化。

 

 4か月ぶりのブログがこんな内容でいいのか?次回は山登りの話かバイクの話か漫画アニメの話かをお送りします。